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終活でやるべきこと10項目とは?終活の上手な始め方のコツも徹底解説

終活をしたいと思っていても、具体的にやるべきことや、何から始めたらいいのかがわからず、戸惑う方は多くいらっしゃいます。

終活で大切なのは、途中で止めたり諦めたりすることなく、「最後までやり尽くす」という心構えです。

そこで、万全な終活にあたって、やるべきことのほか、簡単に始められるコツについてもご紹介しますので、どうぞ参考になさってください。

終活でやるべきこと【10項目】

終活では、10項目について取り組む必要があります。スムーズに着手できる順序でご紹介しますので、焦らずにゆっくりと進めてゆきましょう。

① 身の回りの整理整頓
② 住まいの方針決定
③ 介護や終末医療の方式決定
④ 葬儀の準備
⑤ お墓の準備
⑥ 認知症とお金の管理への対策
⑦ 財産の整理
⑧ 相続と遺言書の準備
⑨ 緊急時の対策
⑩ 余生の計画

① 身の回りの整理整頓

高齢になると、身体の衰えから苦手になるのが自宅の片付けです。身の回りが整理整頓されている暮らしは身も心も快適なため、片付けを意識して過ごしましょう。

さらに、死後はさまざまな手続きが必要になるため、必要な書類や印鑑などを発見しやすいよう、必要品をまとめておく必要があります。

遺品整理には専門業者もありますが、清掃や不要品の廃棄に100万円以上の費用がかかる場合もあるため、家族や住まいの身元保証人へ迷惑をかけない心得も大切です。

② 住まいの方針決定

老後は自宅で過ごしたいと思う方が多いと思いますが、次のような考え方もあるでしょう。

・子供と同居や近居をしたい
・戸建てよりも手狭なマンションやアパートで暮らしたい
・シニア向け住宅で暮らしたい
・住み慣れた自宅をリフォームしたい

身動きがしやすい時期から、下見や比較検討することで、より快適な老後生活を送ることができるため、方針を決めて計画的に実行しましょう。

③ 介護や終末医療の方式決定

人は誰しも思いがけない病気やケガによって、長い入院生活を送ることや、介護が必要になることがあります。

そのような場合、家族に介護をしてもらいたいのか、介護施設を頼りたいのか、自分の希望を明確にしておきましょう。

もし意識不明になった場合、家族や身元保証人は、病院から延命措置を選択するかどうかといった意思確認が行われるため、自分の要望を明瞭にしておきます。

④ 葬儀の準備

葬儀は生前に準備しておくことで、配偶者や子供たちなど、遺族の負担を削減することができます。

遺影写真の準備や、宗旨宗派の確認、亡くなった時に知らせたい人の連絡先をまとめておくとともに、葬儀社から見積を取得して予算を把握しておきましょう。

この際、できればご家族で葬儀社へ相談し、葬儀後に必要になる法要やお仏壇の準備など、分からないことを確認しておくと安心です。

⑤ お墓の準備

生前にお墓の準備をすることを「寿陵(じゅりょう)」といい、縁起の良いこととされています。家族へ費用負担をかけないよう、近年は生前にお墓を準備する方も増えています。

墓石を建立するお墓のほか、最近は永代にわたって遺骨を供養してもらう永代供養墓(えいたいくようぼ)が人気で、納骨堂・樹木葬・合祀墓など、種類も豊富です。

民間の霊園や永代供養墓は生前予約ができるケースも多いため、複数のお墓を比較検討して用意しておくと良いでしょう。

⑥ 認知症とお金の管理への対策

終活では、認知症になった場合や、高齢者が苦手になるお金の管理への対策も大切です。

2015年に発表された研究結果によると、2025年には65歳以上の5.4人に1人が認知症患者になると推測されています。
出典:日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究(厚生労働科学研究成果データベース)
認知症になった場合の対策で最も利用者が多いのは、成年後見人制度です。家族がいる場合は家族信託という方法もあるため、これらによって備えておくと安心です。
出典:成年後見制度とは(厚生労働省)

⑦ 財産の整理

財産はリストアップすることが大切です。銀行の預金口座は、不要な口座を解約して、できるだけまとめておくようにしましょう。

死後の相続はとてもたいへんで、遺族は預金口座を発見するにも一苦労するケースが多くあります。

近年はパソコンやスマートフォンを利用したネットバンキングを活用する方が増えていますが、ネット口座や証券口座に関しては漏れのないようご注意ください。

⑧ 相続と遺言書の準備

預金や土地・建物などの不動産や株式など、死後の財産の行方に関しては、生前に決定しておくことで相続人同士のトラブルを回避できます。

遺言書は遺書とは異なり、法的な効力があるため、様式や内容に注意が必要です。
出典:遺言書の様式等についての注意事項(法務省)

一般的には弁護士や司法書士などへ依頼しますが、自分で用意することも可能なため、チャレンジする場合は次の参考サイトをご参照ください。
参考:知っておきたい遺言書のこと 無効にならないための書き方、残し方(政府広報オンライン)

⑨ 緊急時の対策

一人暮らしの方や、離れて暮らす高齢者のためには、孤独死の対策や、万一の入院への備えが不可欠です。

最近は見守りに関するサービスや機器も多様化して充実しているため、ぜひ調べてみることをおすすめします。

また、入院の際には連帯保証人や身元保証人、身元引取人が必要になるため、身寄りのない方はこれらへの対策も行っておきましょう。

⑩ 余生の計画

終活の醍醐味ともいえるのが、どのような老後生活を送るかという余生の計画です。

生き甲斐を感じながら充実した老後を送るには、趣味や楽しみを持ち続けることが大切で、人とのコミュニケーションや対話も長生きの秘訣となります。

心身ともに健康でいられるよう意識して、将来に向けた計画を立てましょう。

終活を上手に始めるコツとは?

エンディングノートの画像
終活は一気に始めようとすると、挫折しがちです。まずは、次の2つについて、目標をきちんと決めてから着手しましょう。

  • 身の回りの整理整頓:場所や時間を決める
  • エンディングノートの作成:ページや時間を決める

エンディングノートとは、終活でやるべきことを上手にまとめられる専用ノートで、自分の意志や思いを書き残す遺書の役割も果たします。

桐生市やみどり市では、地域でエンディングノートを無償配布しているため、活用してみてはいかがでしょうか。

【エンディングノート「わたしのきぼう」入手先】

桐生市にお住まいの方の場合

みどり市にお住まいの方の場合

まとめ:終活に関しては「無料相談」を利用しましょう

あすかセレモでは、生前のご葬儀や仏事ごとをはじめ、終活に関するご相談を承っています。

終活は一人で悩んだり考え込んだりしてしまうと、ネガティブになるケースも多いため、私たち専門家へご相談いただくのが最良です。お気軽にお問い合わせください。

お電話・メール・ご来館、ご訪問にて承ります。
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