霊園の画像

お墓を建てるときの手順とは?建てない場合の供養方法についても解説

お墓を建てる機会は、人生のうちに1度あるかどうか…という人がほとんど。お墓を建てる手順も分からなく、亡き家族の供養をしたいのに前に進めないケースもあるかもしれません。

また、近年はお墓を持たない選択肢も増えてきました。

そこで、今回はお墓を建てるときの大まかな流れとともに、お墓を建てないときの供養のポイントも説明していきます。

お墓を建てるときの流れを知っておこう

まずは、お墓を建てるときの大まかな流れについてです。

墓地を探す

お墓を建てるための墓地には、以下の2種類があります。

  • お寺が運営する墓地
  • 公営や民営の墓地

お寺が運営している墓地は檀家になる必要があるので、今後、檀家として寄付などを求められることがあるでしょう。ご自身の宗派のお寺から探すことになります。

自治体が管理している公営墓地は、檀家になるよりも費用が安くすみますが、競争率が高く、抽選に当たらなければ利用できないという難点も。

民営墓地は、施設が充実している等のメリットがありますが、公営よりは価格は高めでしょう。

墓地はお墓を建てなくても生前から購入できるケースもあります。

石材店に相談して注文する

墓地が決まったら石材店にお墓を建てる相談をしましょう。

お墓を建てるのをどこに頼んだらいいか…というときは、葬儀を行ってくれた葬儀社に相談すると紹介してくれるケースもあります。民間の墓地の場合は、石材店が指定されているケースもあるので確認しておきましょう。

建てるお墓の形はさまざまなタイプから選べます。

昔は縦型の墓石が多かったですが、最近は洋風のお墓を建てる人も増えてきました。洋風のお墓の場合、故人のイメージに合った文字を入れ込むケースも多いです。ただ、洋風のお墓は墓地によっては制限があるため注意しましょう。

お墓が完成したら開眼供養をする

墓石は注文を受けてから製作し、墓地にて建立工事を行います。完成までは1~2か月かかるケースが多いでしょう。

さらに、お墓が完成したら「開眼供養」という儀式があります。開眼供養をしていないお墓は単なる“墓石”。でも、供養をすることで魂が入り、今後供養をする場所にできます。

また、開眼供養をすると納骨できますが、納骨時には埋葬許可証が必要。火葬のときに取得したものを納骨のときまで保管しておきましょう。

お墓を建てないときの供養とは?

納骨堂の画像

お墓を建てない場合、どうやって供養すればいいのでしょうか。

お墓を建てない人も増えている背景

かつては、ご先祖様が眠る場所としてお墓を建てる考えが当たり前だったように思います。家族の誰かが亡くなると、当たり前のようにお墓へ納骨するとイメージしていた人も多かったのではないでしょうか。

ですが、何ごとにも考えが多様化している現代では、お墓を持たない選択肢もよくあることです。

そもそも、お墓を建てることを選んでも誰が管理するかという問題が増えています。子供が少ない現代では「1人息子は遠方に住んでいる」という方、生涯独身で子供がいない方もいるでしょう。

そんな背景から、「そもそもお墓は建てない」という方もいますし、先祖代々のお墓がある人も「墓じまいをしたい」と考えているケースも増えてきたのです。

お墓を建てないときの供養の選択肢とは?

お墓を建てなくても次のような供養はできます。

①寺院や霊園による「永代供養」

寺院や霊園による永代供養をしてもらう方法があります。合同墓や個別墓などのスタイルによって費用をおさめると、霊園や寺院が供養・管理をしてくれます。

②「納骨堂」に入れてもらう

寺院などの屋内には「納骨堂」と呼ばれる納骨スペースがあります。
納骨堂には様々な種類があり、費用も異なります。

<納骨堂の種類>

  • ロッカーのように区切られている「ロッカー型」
  • 仏壇のようなところに遺骨を納める「仏壇型」
  • バックヤードから遺骨を自動で運ぶ、都会に多い「自動搬送型」
  • 参拝スペースに位牌を並べるだけの「位牌型」

③手元供養をする

遺骨は、墓地埋葬法によって「埋葬するなら墓地に」という決まりがあります。そのため、自宅の敷地に遺骨を埋葬するのは法律的にアウト、“違法”です。

ただし、お骨のまま自宅で保管しておくことはできます。

最近は、素敵な骨壺も増えてきました。写真と一緒に飾り、故人をいつでも偲ぶという供養スタイルもあります。

手元供養で気をつけたいのは保管方法です。通気性の悪い場所、窓際の結露している近くなど、保管状態が悪いと湿気によりカビが発生するリスクがあるため注意しましょう。

大切なご遺骨。正しい方法で管理してあげたいものですね。

④散骨

遺骨を粉状にし、海や山へ撒くのもお墓を持たないときの選択肢です。ただし、自分で勝手に散骨してしまうと法に触れる可能性があります。

散骨すると遺骨がなくなるので、今後の管理問題もなくなりますが、「故人を拝むときはどこで…」と後悔するケースも。散骨は、まだまだ選ぶ方も少ないですから、慎重に判断しましょう。

まとめ

お墓を建てる流れ、そしてお墓を持たないときの選択肢についてお話しました。昔は「遺骨になったらお墓に埋めるべき」という考えが根付いていたため、ご先祖代々のお墓がない人は「お墓を建てる」という気持ちになっていたかもしれません。最近は、お墓に対しての考え方も多様化し、建てない場合でも供養はできます。

どんな方法を選ぶにしても、亡くなった人を想い、「供養したい」という気持ちを大切にしていきたいですね。

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